正直不動産(5):成功ギバーと失敗ギバーの境目は、能力不足かもしれない
1本目の記事なので軽く自己紹介的なものを
このブログの目的
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- 読んだものなどから考えたことのアウトプット
本業は漫画描きです。ブログは作っては潰しを繰り返しているので、何個目かわかりません。
- 絵やアニメ、映画
- ライフスタイル
- 哲学やメンタル
などについて描きます。
ここから本題
ネタバレもあるよ!
- 自己犠牲のギバーは知識不足によっても起こりうる
- お客様ファーストは「情けは人の為ならず」だが。
- Give&TAKE 「もっとも成功するのはギバーが…もっとも成功しないのもギバー」
- 親切はメンタルにも健康にも良い
- まとめ:正直不動産とギバーの話
自己犠牲のギバーは知識不足によっても起こりうる
正直不動産の概要を軽く
不動産業界で嘘八百、売れれば良しで営業をしていた主人公の永瀬が
嘘がつけなくなる呪いにかかり、正直な営業を通して不動産業界で生き残っていくという話。
今回の話の概要
後輩に「お客様ファースト」を掲げる月下という女の子がいまして、今回はその子の話。
生易しい営業しかできない月下は、3ヶ月連続ノルマ達成ができないというクビ条件にリーチがかかっていた。
そんな時、働いている不動産屋に相場以下の物件を探しているお客さんがやってくる。
先輩である永瀬の営業トークを盗んでやろうと聞き耳を立てていた月下。
永瀬が「この相場では物件を見つけるのは難しい」と説明して、がっかりしているお客さんを見た月下が、大見得を切って「この条件の物件を探してみせましょう」と言ってしまいややこしくなる。
月下は自分のクビがかかっているにも関わらず、必死に物件を探し…なんとか条件に見合った物件を見つける。
実際に物件を見に行くと、再建築不可物件という厄介な物件である事に永瀬が気づく
しかし、せっかく月下が見つけてきた物件。そして月下もクビがかかっている。
しかし永瀬は呪いで嘘がつけない。嘘をつかない範囲で永瀬は月下に問う。
永瀬 「月下、自分のクビかお客様、どっちが大事だ?」
月下は「もちろんお客様です!」と返答し
おかしな物件である事を説明する…という流れ。
オチはさておいて。
お客様ファーストは「情けは人の為ならず」だが。
正直不動産のテーマは、嘘ばかりの不動産業界で正直な営業をすることで、結果的に自分にもメリットがあるよねーという話になっていると思う。
けど、それは永瀬だからだ。
永瀬は不動産業界で生き抜くための知識を十分量蓄えている。
だからこそ、正直にやっても成果を残す事ができている。
一方月下は「お客様ファースト」というメンタリティこそ素晴らしいが、まだ新人であるために知識不足や、直感力が乏しい。
再建築不可物件である条件を売り手にごまかされている事に気づけなかった。
Give&TAKE 「もっとも成功するのはギバーが…もっとも成功しないのもギバー」
アダムグランド氏のGive&TAKEは結構取り上げられてるので知ってる人も多いんでしょうけども。
最も成功するのはギバー(与える人)だが 最も失敗する人もギバー
だという事になっている。
今回の話でいえば、不動産業界は基本的に嘘八百のテイカ―(奪う人)だらけの業界だ。
そこでギバーになったらどうなるかという話と考える事ができる。
永瀬は知識も経験も兼ね備えたギバーとなれる。
しかし、月下は精神はギバーだが能力不足故に、失敗する側のギバーになってしまう所だった(ノルマ未達成でクビ)。
運良く永瀬に助けられた形になったものの、これは現実世界でもただのお人好しと成功できるお人好しになる境目になるかもしれないと思った。
親切はメンタルにも健康にも良い
個人的に眉唾感のある自己啓発的な話は好きではないのだけど
与える事による恩恵は金銭や成功といったものいがいのメリットも多い。
- 作者:デイビッド・ハミルトン
- 発売日: 2018/06/08
- メディア: Kindle版
親切行為が心身に良い影響があるのは多くの研究が示している。
しかし、ただの自己犠牲的親切になるか、それとも親切を自分の実利的なメリットにまで昇華できるかの分岐点はよくわかっていなかった。
結局「メリットを考えて動く」だとテイカ―になりがちですからね。
この分岐点はもしかすると能力不足なのではないだろうか?
というのが今回正直不動産を読んで思った事。
まとめ:正直不動産とギバーの話
みたいな話でした。
能力があって、その能力を他人のために使えるのって大事かもね―。なんて思った次第。おしまい。
正直不動産面白いから読んでみてね―。