うねおろぐ~生きる目的を失ったリタイア中年~

本業漫画描きの掃き溜めブログ。哲学/瞑想/メンタル/隠居/仕事の話など

安い国、日本:3×3EYES(19巻)

どうも。お尻の調子がよくない痔主の うねお です。

ネタバレあるよ!

サザンアイズ19巻ータイからの出稼ぎ労働者の話 概要

今回は、サザンアイズ19巻の後半のサブストーリーの話から。

出稼ぎでタイからやってきた特殊能力をもった成年が、ヤクザに利用され人殺しをさせられた上に、隠蔽工作として殺されかかっている。

という話。

安い国日本…昔は高い国だったのだ。

サザンアイズ19巻が発売されたのは1995年。

出稼ぎ労働者はたしかに、今も存在するし、彼らをこき使っているといった類の話題、ニュースを見かける事もある。

しかし、実情、日本は出稼ぎ先としては「微妙」になってきているという話もちらほら見聞きする。

安くなった日本:インバウンドが増えた

昨今はコロナコロナでそういった話を耳にする機会も減ったけど、コロナ前の日本はインバウンド事業に力を入れていましたよね。

中国やアメリカ等々、諸外国から何故日本にくるのか。

これは相対的に日本が 安くなったから だと主張する経済学者、ジャーナリストも多く居ます。

僕自身もそう思っています。

安くなった日本:クリエイターの給料問題

ボクは、マンガアニメ畑の人間なのですが、アニメーターが中国に流出しているという話を業界内でもよく聞きます。

エンジニア界隈の話でも見かけますが、単純に中国やアメリカで働く方が給料がいいんですよね。

これに対して、よく

開発者、技術者、クリエイターに給料を払わない経営者が悪い

といった話も見かけますが、実情は単純に日本が30年、まともなインフレをすすめられなかった事にあると感じています。

日経平均は先日3万円にのったものの、バブル時のラインに30年かけてやっとこ、タッチしたというのが現状。

これが日本の経済状況。

GDPは最早中国に遠く及ばない国になってしまいました。

日本は完全に安くなっている。

だから、 アニメーターやエンジニアなどの技術職が国外へ流出してしまっている。

由々しき自体ですねぇ。

これはいかんせん、なんとかならんのかと思うものの。

ボクは政治家でもなければ経営者でもないのでなんとも。

庵野監督と不動産事業

togetter.com

少し前に話題になっていた記事ですが、エヴァンゲリオン庵野監督が不動産で金策やってましたよって話。

昨今、有名Youtuberが発信してるおかげか、多少なりともまともな投資方法が広まりつつあるものの

日本人はまだまだ 投資 = ギャンブル といった思考の人も多いですよね。

資産を分散したり、ストック型の資産収入を得ることで、クリエイターの生活を安定化させより良い作品を生み出す。

これはクリエイターだけではなく、エンジニアなどの技術職を支える基盤にもなります。

日本が安くなって、国外に開発力が流出しているのは、経営者だけの問題ではないとは思います。

ですが、何かを作るにも飯を食える土台が必要、その土台を作るための努力をしてこそ経営者なのではないかなぁと。

使い捨ての状態で働かされてるような専門職が存在することはちょっと異常なのではないかと思ったりするわけです。

漫画家はまだまだマシですけどね。著作さえ貯ればすぐ安定化するので。

でもアニメーターはほんとキツイと思う。給料がアレで著作物がたまらないってどんなハードモードなんだよって。

それなのに技術は半端ないんだから、意味わかんないすわ。

でもアニメはすごい注目産業で、Netflixはアニメーター支援に乗り出してるという

それクールジャパンでやることちゃうの?

というのはおいておいて。

日本のものづくりパワーが外に流れていってしまうのは、悲しい限りですわ。

まとめ 安い国日本

漫画の話からちょっとずれましたけども。

  • 日本のインバウンド増えてるのは相対的に日本が安くなってるからだよね
  • クリエイターやエンジニアが外にでていって、日本の中のコンテンツ収入減っちゃうんじゃない?なんとかしてよ~

みたいな話。

ま、ボクはボクの作品を描く事しかできないので。何もできませんけどね。

アシさんも簡単な作業をしてくれる一人分の雇用しか生み出してないし。

でかい仕事するパワーとか無いですからね…。体力的にも能力的にも。

これからも、ボクはじんわり一人飯が食える程度にやってくから、デカイ問題はすげぇ人達、頑張ってくれ。