欲は叶えるより、手放してしまう方がコスパが良い
最近、瞑想にハマり直してまして。
ちゃんと勉強してますん。
読んでるのは上の二冊。ガチ瞑想の人たちに評判が良い書籍。
入門者向けではないので、ざっと知った上で読む感じの本ですね。
下の方が西洋科学者の書籍なのでスピ感は薄くていいかもですなぁ。
欲は叶えるより手放した方がコスパが良い
欲ってのは脳の中でドーパミンが湧き出してる状態なので、これを叶えてやるとドーパミン量は減少していくそうな。
なんかイメージ的に逆だったんですけど、欲を叶えた瞬間が最高潮でそこからは落下していくんだとか。
これを繰り返していくと、限界効用逓減の法則よろしく、次同じ刺激を与えても以前と同じ満足度は得られなくなる。
物理的に量を増やせるものならばそれを解消するために量を増やしていくことが出来るんだけど
それで体に害が出ちゃうって種類の欲もたくさんあるわけです。
タバコや酒、麻薬なんかはその代表。ギャンブルやゲームも時間という量を増やす事ができますね。
一回欲を叶えてそれで満足!みたいな欲ならいいけど
世の中にある人を苦しめる欲望ってのはそういうタイプのものではないですからねぇ。
手放してしまう方が効率が良いと思うのですわ。
中道
とはいえ、全部捨てろ的な事は難しいと。
それは釈迦もわかっていたそうで、中道を説いてたりするので、やはりこの辺は以前書いたとおり
「釈迦が言ってるからこう!」だとただの盲信で釈迦も言ってる通り「バランスも種類も自分で考えろし」って事なんでしょうよ。
欲は苦しさを作る
欲ってのは良いものだと思われる事の方が多いんですけど
お金を稼ぐために頑張るとか。モテるためにがんばるとか、なんかこう、努力は良いことだ的な。
でもこれもショーペンハウアーや釈迦が説いてる通り
その結果が思い通りにいかないという事による苦しみってのが人の苦しみの根源だったりする。
アドラーはこれを人間関係に集約させて説いているけど、アドラーも「他人の問題は他人の問題やろ」的な話をしているらしく、これは釈迦の説いた「一切皆苦(世の中思い通りにならないことばっかで苦しいもんよ)」って所と繋がる。
ストア哲学も「自分次第でないものは軽く見よ」と一蹴しているし、老子も「無為自然、道を行け」だ。
欲ってのは常に今目の前で簡単に叶うものではないものに対するものだから自然に苦しさが付随する。
仮に簡単に叶うものであっても積み上げていくことでハードルが上がってくる場合もある。(今はタバコ吸えるけど、またすぐに吸いたくなって…と繰り返しているうちに体に害を及ぼしたり支出の負担がふえたり時間が減ったりとかね)
多くの場合、人間は程々では満足しきれないので、それ故に中道を認識してそれ以上をうまく手放す力ってのは楽に生きる術となり得るんじゃないかと
そんなことを思ったりするわけです。
まとめ
って話
メントレは一朝一夕にはいかんですから。日々コツコツですなぁ。
ああしたいこうしたいって思ってばっかだとしんどいからねぇ。知足も相変わらず大事な哲学ということで。
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