正しさという欲望
仮面ライダーオーズ、普通に面白いし色々気になって続きを見てしまう状態。
20話前後くらいまで見てたんだけど、
正義が欲望となって怪人が生まれるって話、オモシロかったです。
主人公が正義感とかでもなく、ただ眼の前のできる事だけに意識を向けるっていう仏教思想みたいな事言ってらと思って見てたんだけど
この話数を通過して、正義もまたある種の欲という話で、だから主人公のこの無欲的な青年だけど、目の前のことはしっかりやるって感じの性格設定だったのかと
仮面ライダー、長年シリーズとして続いてるだけあって、考えられてるなぁと思いましたわ。
まぁCGとか小道具とかが子供向け商品にするってのもあって、おじさんからすると結構残念なデザインなんですけど、その辺は置いときますよ。対象年齢が違うんだから仕方ないってことで。
正しいか間違ってるかを、判断する毒
釈迦、仏陀の言葉も読み返してたら、「判断をするな」って話がありまして。
優れてるとか劣ってるとか、正しいとか間違ってるとか、そういうのも判断だよなと。
先日、自分の価値観の中に「抜きん出たいという欲望」があったって話を書きましたけど
これも一つの判断だなぁと。
白があって黒があるみたいな話で、どちらかであることを拒み、どちらかである事を欲するという事だし
判断をすることで、自分の欲に縛られてしまう。
中道の難しさを感じさせられました。
完全にどちらでも無い生き方なんてできないんだろうけど
どっちでもいいと思って生きられる事が、結果的にはどちらにも属さない事と同義になるのかなと。
生きるってのは難しいですな。
何かしらの苦しさが湧いた時、改めて何かを欲していないか、考える事にしたいと思いました。