歳を取る事が漠然と、怖くなってきた。
十二国記、アニメで見たけど小説読んでる。
続編も気になるし、何より最初の作品を読んでみたかったので。
歳をとることが、漠然と怖くなってきた
最近物忘れが多い。
というか、冷蔵庫を開けようという事までは覚えて開けるのに何かをしようというわけでもないみたいな。
窓の方にいこうと思ったのに、別にそこに理由がないみたいな。
なんかそういう、思考の前に身体が動いてるようなチグハグな行動を自覚するようになってきた。
認知症かもしれないとリアルにビビってるけど。
そうだとしたら、もうどうにもならない。
死ぬことは仕方ないと思ってる。
この動画の中にもあったけど
生まれる前の時間感覚がないなら、死んだ後も時間間隔がない
というのは事実で、
生まれ変わりとかそういう話に関しては、まず意識の定義をもっと厳密にしなければならないと思ってるので、実際「わからん」の一言なんだけど
死後の心配はする必要がないと思ってる。
エピクロスや養老孟司先生も話してたけど、自分の死は自分にとっては意味がない。
死んだ時点で認知を失うから、エピクロスに至っては、自分の人生には自分の死は存在しないと奇妙に思える解釈もしている。
だから「死」は超自然的で理解を越えてる感覚、畏敬や畏怖を感じるといえば感じる。しかし、単純に「恐怖」かと聞かれるとそうでもない。
どちらかと言えば、対象物が状態?に対してなので適切な単語なのかわからないけど、死に対しては「畏怖」が自分にとって正しい感覚だと思う。
仮に生まれ変わり、それが元の意識を持っていない時点で生まれ変わりというのか謎だけど、ー生まれ変わりがあったとしても、「いつ生まれ変われるのか」とか「次の人生(何に生まれ変わってそれが意識を持ってるのかも謎だけど)」を心配しなくても突如始まって、過去の事など何も覚えてない。
下手すりゃ、時間の流れを逆行して過去の意識をトレースするような事が始まるかもしれないし。(ブラックホールは情報吐き出しててそれを観測してるだけなんやみたいな話があったりするので、過去とか未来の感覚も僕らが感じてるソレなのかはわからないし)
ニーチェが言ってるような、同じ人生をひたすら繰り返す無限ループかもしれない。サイクリック宇宙論とかこれに近いかもしれない。
何にせよ、死んだら時間がない。次があるなら、一瞬だ。
生まれ変わりから脱却しようとした仏教はじめ、インド哲学を、僕は割りと好きなので、生まれ変わりたいわけではない。
とはいえ、終わってしまうというのもなんだか本当ただただ畏怖を感じる。
死に対しては、あまり自分の中で結論も出てないけど、ソクラテスの言うように、過剰に恐れてもないが、全く恐れないわけでもないという感じ。
あーまたなんか意味のわからない文章を書いている。
死より、生きたまま時間が流れていく事の方が恐い
この先、僕はどうなっていくのだろうと
漠然と恐怖を感じる。
このことの方が、遥かに死よりも恐い。
魔性の子を読んでいても、この恐怖には全く届かない。
先日読んだ、コンビニ人間もなかなか不気味な作品だったが、時間が過ぎて自分がじわじわと朽ちて行くことに比べると、正直全く怖くはない。
しばらく、ホラーや狂気、恐怖を表現した本を読もうと思った。
この自分が今抱えている恐怖を塗りつぶしてくれるほどの恐怖があればいいのだけど
おそらくそんなもの、無いのだろうなと思う。
老いを恐れて自殺する人がいるくらいだ。
ホラー小説を読んで自殺する人はいないだろうし、たぶん。