うねおろぐ~生きる目的を失ったリタイア中年~

本業漫画描きの掃き溜めブログ。哲学/瞑想/メンタル/隠居/仕事の話など

【副業】「誰でも出来る」はコスパが悪い

「ブログやYoutubeで楽して稼いだるぜ!」

みたいな甘いこと考えて、ブログやろうアフィリエイターに触発されてサーバー契約させられてる人!

そんな甘い話はないんやで。

という話と起業・副業の考え方について書きます。

誰でも出来る副業はヤメた方が良いと思う理由

  • 誰でも出来る副業は学習コストが低い
  • 上記の理由で参入者が多い
  • 希少性が出せないとコスパが悪い
  • 副業やるなら「面倒な事を」

という話です。

新規参入者が多い

最近Wordpressいじってみたい病から、ブログについて調べてたので、主にブログについての話になります。

当たり前の話だけど

誰でも出来るという事は、新規参入者が多いという事です。

ブログはオワコンなんて言うつもりはないんですけど、 ブログもYoutubeも新規参入しやすいので人口は増える一方。

その中で生き抜くのは大変。

スキル取得に時間がかからない

ブログもYoutubeも、突き詰めれば奥は深いのだろうというのはわかりますが、

作品をアウトプットするだけなら、数日で概要をつかむ事が出来てしまいます。

僕も動画編集は出来ますし、 簡単なライティングの基本は知っています。 (だったら真面目にブログ書けって話ですが)

動画編集については、Youtubeにアップするくらいなら、片手間でも2日もかかりませんでした。

ライティングはあくまでも概要だけですが、 書籍や解説サイトをある程度読めば重複している内容に気づけます。

この重複しているところがポイントなので、 そこを理解できれば後は文章をタイプすればアウトプットが成立してしまいます。

これは、 僕の本業のマンガ業界では、ありえません。

  • 絵を描くスキル。
  • 構想を形にするための基礎を理解する。
  • ネームの書き方
  • 漫画作成ツールの使い方
  • …etc

正直早くても、 作品を形にするのに3ヶ月以上はかかりますし、仮に短期間で形にしても、 出来上がるものは素人の落書きのような見た目になってしまう。

パット見の見た目が悪いので、 多くの場合ひと目に付きません。

それが、 ブログやYoutubeなら数日で形にできてしまう。

そりゃ、レッドオーシャンになりますわ。

そんな中で簡単に稼げるなんてありえない話。

学習コストが低すぎる業界で日の目を見るのは難しい

マンガ業界ですらTwitterやPixivで無名からバズってアニメ化まで持っていけるような世界になってしまっています。

ネットで無料で漫画公開してる人は年々増えています。

マネタイズが追いついてないのがこの業界の悪いところですが、 愚痴はおいておいて。

ブログやYoutubeより、 スキル習得が面倒な漫画の業界ですらこんな状況なのですから

安易に「楽そうだ」と副業を選んでも良いことなし。

専門性や希少性が必要な副業をした方がコスパが良いという事になります。

面倒ってのはその分、他にやる人が少ないって事だから、乗り越えるだけで優位に立てるんじゃよ

ブログやYoutubeを副業として始める時

「楽そう・簡単そう」という理由で始める人も多いと思います。

だけど、簡単だからこそ「難しい」 という事は理解しておいた方が良いのではないかと思います。

自分の好きを突き詰められるもの…というか、

専門性や希少性が力になる副業をする方が

最終的には「楽」なんじゃないかと思うんですよね。

参入障壁が高い事は、 それを越えるコストがリターンに見合っているという事でもあるので

逆に参入障壁が低すぎる事が、 「見えない参入障壁/十分に稼げるまでの壁」を作り出しているのが、 副業としてのブログやYoutubeの欠点ではないかと思います。

副業やるなら「面倒な事」をしよう。

「じゃあブログやYoutubeは簡単だから、他の方法がいいのか?」

ということについてですが

「面倒な事をした方が良い」というのは、「アウトプット方法」の話ではありません。

ブログやYoutubeはたしかに参入障壁が低い、 学習コストが低く新規参入が多いのは事実です。

しかし、そこで生き残れないのは 「人と同じことをしているから」に過ぎない。

つまり

「誰でも出来る」業界の中で「面倒な事をする」方法もあると思います。

例えば、 ブログなら一つの事をガッツリ勉強して専門性を出せれば

「誰でも出来る方法で、 他の人が簡単に書けない記事を書いてる」状態になるので

実質「誰にでもは出来ないもの」になりますしね。

一つでも専門性を持っている人は強いですね。

ただ頑張ればいいというものではない。

100記事書けばOKみたいなクソ記事を見かけましたが。こんな馬鹿な話、あり得ません。

誰にも価値を提供できない記事を100個書いたところで、ウチの掃き溜めブログみたいになってしまいます。

ブログだと軌道に乗らないと「1記事書いて数百円」みたいな世界だったりするので

バイトした方がよくない? って意見も出てくるわけです。

もちろん軌道にのれば青天井な世界だけど、 「誰でも出来る」の範囲だとうまくっても、バイト代程度が関の山。

その中で差別化出来るかどうかが重要になってくるわけです。

つまり、 結局のところブログも仕事にしようとすると大変だーってことですね。

まとめ:誰でも出来る副業はコスパが悪い

というわけで、 結局面倒な事をしたほうがいいよーって話でした。

ブログはダメって話じゃなくて、 専門性とか希少性出せなきゃバイトした方がマシよねーって事です。

面倒を面倒と思わないものが一つでもあれば、 それをアウトプットする形はなんでもいいわけですが。

自分の好きを追求出来たとしても、 多くの人はその「好き」がマジョリティの嗜好と同化してるので、 そこにマニアックさを感じないわけです。

だから、

  • ダイエットや健康
  • お金の話
  • 雑記ブログの中でちょろっとガジェット出してみたり
  • 自分のブログの成績とか
  • ブログやってるからWordpressの話
  • 生き方とか
  • 子育てとか

こんな記事ばかりになって、埋もれていく。

そんな中で、抜きん出られるわけないでしょうよ。

結局はね、イかれてるやつが強いんですよ。

お金を稼ぐって大変だーな。