やはりFIREはあまり根本的な問題解決にはならないと思う話
FIREは意味がないと思う。
必要なのは経済的な完全安定土台みたいなものじゃなくて、
お金を稼ぐ事をもっとフレキシブルにする考え方や制度なのではないかと。
正社員という制度が経済も人の精神も壊しているのではないかというだろうか。
簡単にやめさせられないだけではなく。やめられないし、正社員の荷物を非正社員が背負ったり、会社ぐるみで泥沼にオチたり。
一時的には被雇用者は守れても、長期的には日本経済が守れないので泥舟制度なんじゃないかと思ってるけど、実際被雇用者側の立場で語られる事が多いので正社員制度の是非を説いてる人はあまり多く見かけない。
この制度については僕が自営業者であまり詳しくないのでこの辺にして本題。
結局働くって大事よね論
社会的な繋がりとか、まぁ↓の記事も同じことかいてる。
ただ、あまり賛同はできないというか
俺はこうだからこうだったという俺至上主義自己啓発本と同じ流れで途中で読むのをやめた。
とはいえ、言いたい事はわかる。
FIREやセミリタイアをしても暇に苦しむってのは僕も同意だし
ショーペンハウアーもそれにつながる話を残してる
何かを追えば現在との乖離に苦しむが、何も追わなければやることがない暇に苦しむとかなんとかという話。
つまり、仏教や古い西洋哲学ではちょいちょい言われてた、中庸って大事よねって事になる。
資産はあるに越した事はないだろうけど
まぁもちろん潤沢な資産があるならあるに越したことはない。
ちまちました計算もしなくて済むし。
ただ、その資産をためるためにあくせく働いて未来のために現在を放棄するくらいなら、
生活費を貯めるための仕事を、自分の管理下に置けるように構築していく方が大事なのではないかと思う。
コントロールしているという感覚
人間の幸福度を左右しているものの一つに「コントロールしている感覚」ってのがあるんじゃない?って研究があるそうな。
僕は、自営業者なので、この感覚はガチガチにある。
とはいえ、それでも結果まではコントロールできないから、ある程度の非コントロール的なものは受け入れなければならないけど
これは当たり前だし仕方ない話。
ニーバーの祈り的な思想、ストア哲学的な思想は大事だと思う。
完全に…というのは無理だけど
被雇用者的立場と比べると自営業者はこの感覚を持っていられるから仕事にひぃひぃ言ってる人が少ないのかもしれない。
自営業者はおすすめしきれない
とはいえ、僕はあまり自営業を勧めたくはない。あくまでもこれは副業でやるのがいいと思う。
理由は、まぁ簡単で、ほとんどの人は経営者になれないからだ。
僕もなれない1人で、お金のための作品を描くという事が出来ず四苦八苦してる。
まぁなんとか生きてるので、なんとかなってきたがさすがにそういう金銭的な方向性を無視して10年以上もやってると
生き残るという上での限界も近くなってくる。
変化を拒めば魅力はなくなってしまうものだから、仕方ないけどね。
だからどちらかがアレば良いというわけでもなく、金融資産があるという状況も大事だとは思う。
ここも中庸かな。
そもそも認知バイアス
そもそもFIREしたらOKってのは認知バイアス。
フォーカシングイリュージョン的なやつだと思う。
明日の幸せを科学するって本だったと思うんだけど、
良い妄想をするとき良いことだけ、悪い妄想をする時は悪いことだけしか想像しないから、人間の未来への妄想、予測は当たらんよね
って話が書いてある。
何事にも色々問題は起きる。FIREしたらOKなんてことはない。
重要なのは結局その場その場の対応力、柔軟性なのではと。
FIREと自分で稼ぐのバランスを
FIRE資産をためる事のためだけに焦点があたってると、FIRE資産を貯める事に多くの時間を奪われるし、仮にFIRE出来ても暇になるか、
金銭的、社会的不安から仕事を始めるだけだと思う。
FIREする前に自分で稼ぐ術を一つでも作っておければこの問題は解決するし
4%ルールより多少ゆるい状況から仕事をやめて、元副業と資産収入みたいな生き方もできるだろうし
フレキシブルさは大事かなと思う。
自然界は適者生存って話一時期バズってたよね。変化へが一番柔軟さ大事よねぇ。
まぁ。僕は柔軟性皆無のメンタリティですんで、頭んなかガチガチになって認知行動療法やって再確認するって事が多いんですが。
柔軟になりたいすな