「貪欲」は自分に害をもたらす
四諦八正道という悟りのための釈迦の教えみたいなのがあるんですけども。
これの四諦の部分。
苦諦…人生は苦(思い通りにならないもの)である
集諦…苦痛の原因は貪欲なんやぞ
滅諦…執着を捨てれば苦痛は消えるんやぞ
道諦…八正道を実践して苦を解決せよ
という感じ。
つまるところ。
ショーペンハウアーの言う「幸福を定義したら幸福ではない自分を定義する事になるので、苦痛を産むよ」って話みたいなもので
欲が強くなれば「もっと!」ってなるので、「もっと欲しいけど手に入らぬ!」ってなって、「苦!」ってなる。
って話。
貪欲に至るまでの、欲の強さの定義というのはやはり人それぞれ。良い落とし所を中庸と呼ぶのだろう。と思う。
全部捨てられれば相当楽だが、人間そう簡単にはいかないので、バランスが大事。
つまるところ、仏教の苦痛解釈の根本解決法は「知足」の話だと言うことになる。
ほどほどにしとけば苦痛もない。
知足・中庸を知れば生きるのは格段に楽になるし。諸行無常や諸法無我も足しとけば死ぬ事すらも、まぁ仕方ねぇと理解できる。
理解できた所で、正念や正定などのマインドフルネスというか穏やかさを保つ力というか、そういう所をトレーニングしてないと死ぬのはやっぱ大変だろうとは思うけどねぇ。
八正道については、宗教道徳的なのでバランスの取れた情報源を見つけないと仏教嫌いになりそうだなーと思う。
これはよかった動画。ただ、前半の仏教の世界観の話が物理の話に置き換えられなかったらちょっとスピ感を感じそう。
ありゃ時代というかインド哲学の根本思想の梵我一如的なやつで、一応物理学的な解釈もできる話なのでまぁほどほどに個人の知識でフィルタリングしてくだせぇ。