社会には暗いものが沢山あることを、自覚していなかった。
今まで見えてなかったもの
先日「なにもかも憂鬱な夜に」を読んでから、何かと
自分が見ていた世界の範囲というものがすごく狭いものだったのではないかと感じる事があった。
世界には以外と暴力や虐待があったり、世間のレールを踏み外していたり
なんか、こう
なんと言えば良いのかわからないけど
僕が普段見ていた「ちゃんとしてる人たち」という所とは、全く違う所にいる人が沢山いて
ニコ生なんかはその例としてすごくいいなと感じた。
正直、この動画なんてまだ良い方。
よくわからない世界がすごくたくさんあって
僕はそういうものを今までしっかり見てこなかったというか
パーソナライズされた情報の中に埋もれていることで、安地を維持できていたんだと思う
「何もかも憂鬱な夜に」を読んで、その安地というものが揺らぐ経験がして
不思議と、外の世界に振れるきっかけのようなものを得てしまった。
スピリチュアルの世界に「引き寄せの法則」ってのがあって、アレは科学では否定されてるし、俗っぽい「お金を大切にするとお金が~」みたいなのはよくわからないけど
何か、ちょっとしたきっかけが、今までなかった繋がりを作ってしまうってのはあるんじゃないかと思う。
僕にとってはこの書籍が、その自分の安地の外の何かを見つけてしまうきっかけになった。
どこか。犯罪なんてものは自分とは無縁の世界にあるように思っていたけど、それは割とどこにでもあるものだと思うようになったし。
一歩踏み外せば、自分もそこに入ってしまうのだと気付かされてしまった。
実際に見たもの
こう抽象的な事を描いてても仕方ないから、ちょっと見て衝撃だったものを並べると
- 毒親に捨てられ叔父叔母に裸の写真を取られ売られたり、その後入った施設で暴行を受けた女性の話
- ブサイク顔に生まれて、兄貴はヤクザで暴行を受けていたり、いじめで何度も転向していたり
- 女性生主のところにリア凸してくる、中年おじさんのなんとも言えない一線を越えてしまった感とか
みたいな
何か、今まで見てこなかった「その変のホラーとか作られたフィクションの中の恐怖とか、そういったものを圧倒的に凌駕する世界の怖さ」みたいなものを
見てしまった。
関係ないのにメンタルがやられてきた。
僕は今、仕事をやめようとしている。
僕は今、仕事をやめようとしている。
FPも勉強したので、お金があるわけじゃないが、大失敗しないように対策もとってきた
だから、野垂れ死ぬ事はない。
でも、
何か彼らと近いものというか
普通ではない事において、その共通性のようなものを自分の中にも感じてしまう
仕事をやめた後、何かやりたい事があるわけではない
漫画以外か、また漫画かそれはわからないけど、何かを作ろうとは思っている。けど
気持ちの矛先がまだある事だけが救いになってるのかもしれない。
この駄文ブログもそうだけど。吐き出す所と吐き出すための情報という材料が無くなった時
何か壊れてしまってバランスを失いかねないようなそんな気がしてしまう。
これは本当の恐怖だ。
自分が自分であると言えるのは、自分がその存在をコントロール出来ていると感じるからであって
もし、それを失ったら、それがどんなきっかけで起きるかはわからないけど、それを失ったらと思うと
本当に恐怖だ。
正直、これは、死ぬことよりはるかに恐ろしいと思う。